韓国で誕生日や産後に必ず食べる
食べさせられるスープ。たまに食べるのならおいしいのだけれど、産後は1日3回1ヶ月ぐらい食べさせ続けられます。
そして嫁として辛いのは義父母の誕生日。このわかめスープは誕生日の朝に食べなくてはいけないのだとかで、長男の嫁のこむは前日から義家に泊まりこみで早朝に泣きそうになりながら作るんです。なぜ泣きそうかって、量が半端じゃないのですよ。ざっと↓の分量の4倍くらい。だから普段はできるだけ避けたいこのわかめスープなのだけれど、でもたま~に食べたくなります。
牛だしスープは色々な料理に応用できるので大量に作ってストックしておくと便利です。2~3日で使い切れない時は、やや風味は落ちますが塩とお酒を少々足して冷凍保存しておくと良いです♪
【材料】(5~6人分)
(牛だしスープ用)
牛肉(肩バラや肩肉など。カレー・シチュー用で売られているもの)…600g
長ねぎ…1本
にんにく…3かけ
水…2L
(わかめスープ用)
わかめ(水で戻した状態で)…250g
牛肉(だしをとった後に手で裂いたもの)…80g
牛だしスープ…1.5L
A:ごま油…小さじ1
薄口醤油…小さじ1
えごま油…小さじ1
B:塩…小さじ1
薄口醤油…小さじ2
【牛だしスープの作り方】
1. 牛肉は30分~1時間ぐらい水につけて血合いを抜く。血の気が多い場合は(何かおかしな表現だな 笑)途中で水をかえる。
2.鍋に水を沸騰させて(分量外)1の牛肉を入れ、再度沸騰し灰汁が出てふきこぼれそうになったら火を止め、牛肉についた余分な血合いや灰汁を流水で洗い流す。
3:鍋に分量の水2Lを入れ、沸騰したら2の牛肉を入れる。再度沸騰したらぶつ切りにした長ねぎとにんにくを入れて火を弱火にし、ふたをして1時間ぐらい煮込む。(途中覗いてみて灰汁が出てくるようなら取り除いておく)
火加減はぽつぽつと気泡が立つ程度。ぐつぐつ煮ると白濁します。4:キッチンペーパーをひいてざるに3を通して漉して出来上がり♪牛肉の処理は↓に続きます。
【わかめスープの作り方】
1:水でもどしたわかめはしっかり水気をきってざく切りにする。↑の作業で下茹でした牛肉は繊維にそって手で裂く。
こんな感じに2:1のわかめと牛肉をボールに入れ、Aを加えてまんべんなく手で和える。
3:鍋にえごま油をひいて弱火にかけ、わかめの色が白っぽく変わってくるまで2をじっくりと炒める。
4:3に牛だしスープを入れて中火にし、沸騰したら弱火に落としてBで味を整えて出来上がり♪

こむ家が日本にいた頃は最初は茎わかめで作っていました。日本の安い乾燥わかめで作るとあまりおいしくないです。。その後韓国の義母から定期的に大量のわかめが届くようになり、わかめそのものを買わなくなってしまいましたが

日本の牛肉は脂ののりが良すぎて(=このわかめスープには少々不向きなので)、こむ家は日本では豪州産の牛肉を使っていました。こちら韓国では売り場のオバチャンに、「『クッコリ』or『ヤンジモリ』1グン(=600g)チュセヨ~」でOKです。
えごま油が無ければごま油やサラダ油で代用してください。小さじ1杯の為にわざわざ買うほど味の差はでません

わかめと牛肉を鍋で炒める前に2の作業を省略すると、
わかめが跳ねて危険ですので2の作業は省略しないでください。
↑のレシピ通りだと、韓国通の方ですと「韓国のお店で出されるわかめスープの味とちょっと違うぞ?」と思われると思います。なぜなら
某化学調味料が入っていないから。味が物足りないと思われる場合は、某化学調味料をほんの少し足してみてください。
